糖尿病以外の低血糖

低血糖症と言えば糖尿病が原因で引き起こされる症状だと考える人が殆どでしょう。
しかし実際には糖尿病だけが低血糖症を起こす原因となるわけではなく、糖尿病以外の原因もいくつか存在します。その中でも代表的な原因について説明していきます。

 

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反応性低血糖

まず一番多いのは反応性低血糖と呼ばれる症状です。
これは多くの人が普段から知らないうちに経験していることが多い症状です。

米やうどん、パン、パスタといった炭水化物中心の食事をとった後に眠気が襲ってくるのは、まさに低血糖症の症状そのものなのです。

特に仕事場で、お米主食のお弁当を昼食時にたっぷり食べたあとに仕事にならないほどの眠気に襲われるという経験をしたことがある人は多いでしょうから、すぐにピンとくると思います。

日頃から、こういった炭水化物、甘いものなどを大量に摂取し続けていると膵臓からどんどんインスリンが分泌されて全力で上昇した血糖値を下げようとするため膵臓に大きな負担をかけることになります。

そしてこれが日常化してしまうと、ちょっとの量の糖分や炭水化物が体内に入った場合でも膵臓が敏感に反応を起こしてしまい、インスリンを過剰に出してしまうことで一時的な低血糖症を引き起こすことにつながってしまうのです。

自分は糖尿病ではないから低血糖症とは無関係だと考えている人も多いでしょう。
しかしこの誤った考えは非常に危険です。糖尿病を持っていなくても日頃から膵臓に負担をかけないバランスのとれた食事を摂ることで低血糖症は十分回避できる症状なので、早めに対応していくことがとても重要なのです。

低血糖症を何度も起こしていると、いずれは本当の糖尿病になってしまう危険性が高いので、この時点で早急に食生活の見直しを図るようにしたいものです。

 

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インスリノーマ

その他の低血糖症の原因として考えられるのは可能性としては非常に少数ですがインスリノーマが挙げられます。インスリノーマは膵臓に腫瘍ができてしまい、膵臓の機能に障害を起こしてしまうことでインスリン分泌のコントロールがうまくいかなくなる状態です。

大体の場合は取り込まれた炭水化物や糖分などの量に関わらず、常にインスリンが過剰分泌されてしまうことが多く、それが低血糖症を起こしてしまう要因になっています。

インスリノーマ自体は一部の悪性腫瘍のケースを除いては9割方は良性腫瘍ですから手術で腫瘍を切除すれば、低血糖症を引き起こすことは無くなります。
また、注意しなければならないのが肝臓ガンの可能性も否定できないという点です。

肝臓と膵臓は隣り合わせの位置にある臓器ですのでどちらかに腫瘍ができてしまうと、必然的に隣の臓器にも腫瘍が転移する可能性が高まります。ですからインスリノーマを引き起こす場合には膵臓だけでなく肝臓の腫瘍も同時に注意することが大切です。

 

糖尿病以外でも低血糖になる原因

以上が低血糖症の2大原因ですが、他にも過大なストレスがかかってしまって免疫力が落ちてしまったり、インフルエンザなどの一時的な体調不良によるもの、過剰な運動をした後などが考えられます。

これらのケースでは早ければその日のうちに低血糖症は改善しますし、体調さえ元に戻すことができれば、長くても数ヶ月で改善されるのでそれほど深刻に考える必要はありません。

あまりにも食事後に睡魔が襲って仕事にならないなどの問題が起きたり、頻繁に低血糖症を起こすなどといった異常が感じられたら、一度きちんと医療機関を訪れて精密検査を行ってもらい糖尿病の可能性やそのたの低血糖症を引き起こす原因究明を行ってもらったほうが良いでしょう。一旦重症化してしまうとなかなか治療も効果が上がらない場合もあるので何事も早めの対処が肝心になってきます。

 

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